ミニマリストというライフスタイルが提唱(?)されているのですね。これは「断捨離」と同義のものだと思われます。基本的に「要らないものは捨てる、持たない」生活には憧れていて実践したいとは思うけど、手芸が趣味の人はリボンの切れ端ですら「後で使えるかも」と取っておいたりするので、実践は困難極まりない。
12/11 に CSI Annex (Bathurst & Bloor) で 7 時からミニマリスト(この人たち)を知るイベントがありますよ。無料ですから興味のある人はどうぞ。私は行かないけど。
これを見て「ミニマリストとはなんぞや?」と自宅で勉強することもできます。
ミニマリストというのはジェネレーションX (GenX) の親への抵抗・反逆でもあるようです。私は GenX に属していて、「ME!」と自己中心的で新しいものを探しにいく世代らしいです。まあ経済的時代背景が大きく影響しているようで、不景気の時代の20代の若者は、「ストレスもモノもいらない!」という生き方をクールと考えるのだそうです。
嗚呼!クリスマスを目前に私はいつもミニマリストになります。
「ムダなモノは買いたくないし、もらいたくもない。」
クリスマスソングを耳に、心の中でこのマントラを唱えます。
でも、必ず恐ろしくムダなものがきて、年を越すと私はそのストレスを発散させるため、それを寄付しに行ったり、ドサっと捨てたりします。「要らない」って言っているのによりによってこんなものをよこすとは!という怒りの炎はゴミ箱に「ドサッ」と落とした瞬間に鎮火します。嗚呼スッキリ!
アメリカ、カナダで暮らしてみて、このクリスマスのギフト交換のうっとおしさ、虚しさ、無駄さ加減は本当に毎年驚きです。各家庭でそのムダぶりは違うので一概には言えませんけど。そして、あのギフトレシート付きで返品可能なギフトたちをクリスマス後に返品し、現金を手にしたり、自分の本当に欲しいものと交換する人たちの長蛇の列… 返品しにいく時間がある場合はラッキーですが、そうでない人たちは憤懣やるせない気持ちを抑えて次のクリスマスまで過ごすわけです。
こういう事態を避けるために、「欲しいものリスト」を互いに公開している家庭もあるし、「モノはいらないから、どうしてもというなら、私の指定するチャリティに寄付して」というのもあるし、ギフトガードや現金を交換しあうというのもあるし。
でも、こういう作戦をすべて却下する人たちがたくさんいるのが消費文化の頂点に立つ北米です。贈答文化が発展した日本だと、贈り物の内容に気を遣う人が多いじゃないですか?だから贈り物にできる食べ物の種類が本当に豊富ですよね(無難だし食べたらなくなる)。ああいうのが北米にはあんまりない。チョコレートかクッキーぐらい。
それと、私は1ドルショップのクリスマスカードをもらうのがすごく嫌いです。あのカードとすごく迷惑なギフトが一緒に来たときには発狂して雪の中を全裸で走ってしまいそうな気持ちになります。私、手書きのカードもらうの大好きなんです。もらったら、棚の上に並べてうっとり見つめていたいロマンチストなんです。カードだけでいいんですよ!贈ってもらうのは!
というわけで、12月はミニマリストになりたいと願う人が続出する時期だと思うので、それを阻む可能性のある人をこのミニマリストイベントに誘ったり、ミニマリストになるための本を贈ったりするぐらいのいやがらせは許されると思います。

あまりに同感できたのでついコメントしてしまいました。ホントにムダです、このホリデーシーズン。欲しい物をもらえたためしがありません。特に義理の家族から。リストをくれと言われて出してるにもかかわらずぜんぜん関係ないどうしようもないものをもらったり、それでも「お~、なんてThoughtfulなの?!」と一生懸命相手のことを考えながら選んだその気持ちを思いやる、んだそうで・・・。
私は友人の子のお誕生日のプレゼントもチェックです・・・。
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Megumi さん
総合的に見て、義理の家族からのギフトは一番要注意ですよね。逆にドンピシャなギフトを貰ったら「どっか具合でも悪いんですか?」と聞いてしまいそう。
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うちは自信をもって質、量ともに最悪だと思うよ!
えっへん。
なんかアメリカのホリデーギフトに慣れてしまうと、サラダ油とかハムの詰め合わせとかっていうのもどうなん???と思ってしまったりもする。もちろんそっちの方がありがたいけどね、やっぱり敗戦国のギフトだなって感じがする。
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「サラダ油にハム」かぁー。そうめんの詰め合わせとか、焼き海苔とか、そっちのほうが欲しい。
「トマトを一個入れるためのトマトの形をしたプラスチックケース」
「バナナを一本入れるためのバナナの形をしたプラスチックケース」
「レモンを一個入れるためのレモンの形をしたプラスチックケース」
を3点セットでもらったときのやるせない気持ちに比べれば。
ツイッターでハッシュタグつけてストレス解消の場を設けようか。まさに「つぶやき」
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