旅のハイライト、西ノルウェー鉄道と船の旅。
Norway in a Nutshell というウェブサイトからコースを選んで旅程をカスタマイズしつつ予約。日本から長距離フライトでやってきた70才を超えた母が旅するんですからゆったりの日程です。
オスロ出発→ミュルダール→フロム鉄道→ソグネフィヨルドをフェリーでベルゲンまで→ベルゲン滞在2泊→鉄道で一気にオスロまで戻る、というコースです。写真はオスロ旧駅舎(白い建物)と新駅舎(右のほう)
でもね、私たちはフェリー乗り間違えましたヨ。3時半出発なのに3時10分の船に乗って、「時間より早く出るのねー!乗客全員揃ったからかなー?」などと言いながら。しかも寒くて甲板には一歩も出ず、中でポテチを食べてました。
5時間の航路のはずが2時間ぐらいで最終地グドヴァンゲンに着いたらしく「???」と降りて始めて、乗り間違えたことに気づきました。まあ、途中で気づいて景色が楽しめない、というよりはマシかもね。
人にベルゲンへの行き方と時刻表を教えてもらい、グドヴァンゲンからバス、ヴォスから鉄道で夜9時にベルゲン着。バスの景色が圧巻でよかったです。昔は鉄道じゃなくグネグネした山道を利用していたとのこと。1980年に鉄道網が大きく整備されたので便利になり、今はこの道路で旅をする人は少なくなったと聞きました。最初のプランより、こちらのほうが遥かに変化に富んでいて楽しかったです。そうそう、新たに切符を買い直す必要もなく、余計な出費はありませんでした。「間違えた」と言えば的確に慣れた様子で対応してくれたので、こういう観光客は多いと見た。
列車の窓からは、無数の滝、急流、湖、羊の群れ、村を眺めることができて飽きません。オスロトンネルをくぐり終えたところから美しい景色が続くので、途中で眠ってしまっても大丈夫。オスロ – ミュルダール間は長いので (5時間近くあったと思う)、食堂車に行って珈琲買うのも楽しかった。車中、声のバカでかいスペイン系のオバハンが至近距離におりましたがね。旅してるとテンションが上がってしまう人なんだと思いますが、「誰と誰が別れた、ひっついた」という話を延々としていましたが私は耐えました。そのうち、電車のガタンゴトンという振動に誘われてオバハンは眠りにつきました。その静けさ… 単独であれだけの騒音を発していたのか、と思うとオバハンがややいとおしくも感じられました。
フロム鉄道は1時間の旅。20個ぐらいトンネルもあるので、写真も心して撮影しなければなりません。忙しかったです。列車もレトロなのでおおはしゃぎ!
帰りはデジカメでビデオ撮った。これは虹。
ベルゲンからヴォス駅に入るところ
フィンスの駅辺りの景色



