酒類全般に好きな私たちは、ポートランド行ったらワイナリ行こうぜ、ということだけはプランしていました。一応チラホラ下調べはしていきましたが、現地入りしないことにはわからないことも色々ありますわね。私はなんでも好きだけど、教授は特にピノ ノワールが好きなので、ま、それを中心にワイナリを巡ることになるんですが。
まず Newberg や Dundee などウィラメッテバレーの北のほう(ポートランド寄り)から。まずはここ。
でもなんだかピノの味が濃いところが多い。そういうのはアルコール分も 14.8% と高めだし。むしろポートのような感じのすらあって。そういうものは値段も高い。それだけのお金を払う人がいるってことですね。猛暑で余計に試飲しずらいのもあったけど、ピノ ノワールだったら軽やかなやつが好きだよね、ということで、南下(セーラム寄り)。Lincoln とかその辺。
運転してさすらっているうちにこれ発見。ここのワインは赤も白もよかったよ。ブッシュ政権時のホワイトハウスの晩餐にここのワインが選ばれたらしくって、「そのおかげで売れた」とワイナリの人は言っていました。値段はお手頃。このあたりまで観光客は足を伸ばさないので、田舎な風景がバーンと広がっていて、のんびりしていてすごくよかったですが、いずれ変わっていくでしょう。

ここにいる間、誰も来なくて私たちだけ。週末なのに。アジア系の若いお兄さんがかんじよくってここでほかのオススメを聞き、
ここに行きました。ピノ ノワールだけの試飲しましたがここもよかったです。ここはハーフボトルもあるし。雰囲気もとてもカジュアルで私は好き。

ここでも試飲のときに接客してくれた人がかんじよくって、その前の晩に行った Newport のパブで見た National Coast Guard の若者と地元の女の子たちの話をして、「『愛と青春の旅たち』そのものだった!」と言ったら、
「アイ ラブ ザット ムービィー!」
となって…
何回も見たらしくものすごく詳細をアツく語っていました。「公開時に劇場で見たモンね!」と自慢げにいうので「私も…」となり、
「え?何歳なの!?」
「○○年生まれ」
「わたしもー!!!」
とカウンター越しにゲンコツでハイファイブ。ということで、話はハリポタ、トワイライト、Fifty Shades of Grey となり、
「私は流行ってるものキライだから、反抗してすぐには手につけないの!」と言っているわりには、どれもこれも全部読破して詳細をやたらと覚えていて感動すらしている彼女で、私は自分を見ているよーな気がしました。
結局、ワイナリ巡りのハイライトはこういう人たちとの出会いにあるんではないかと、いつも思う。
オレゴン州はワインもビールもおいしいし、ポートランドダウンタウンが15年前とは打って変わっていたので、おいしいレストランもたくさんあってよかった!消費税がないのもよかったわ。

