長い週末でした。ウチはトロントのゲイ地区にあるので、プライドパレードのあった週末は大変でした。だって、120万人ぐらい人が来るんですから!!夜もすごいけど朝が… ゲロがあちこちにあるのでよそ見歩きはできません。 去年あたりからこの週末は遠出するようになりました。だってね… 72 時間連続でパーティー音楽聞かされたら、気が狂いますわよ。
それはさておき、まず映画。今週公開のやつ。Sarah Polley の新作で、トロントが舞台。
http://www.imdb.com/title/tt1592281/
えっと…
instagram 風の画像を2時間ぶっ続けで見たかんじですかね。美しいのかもしれませんが、問題はソコではなく… あらすじです。でもあらすじに行く前に、あの、トロントに住む人にとっては、「オマエ、クィーンウエストの Dufferin に住んでるって言ってたのに、Beaches になんでそんなに簡単に行けるの!?」という気になる点がありますね。「映画だもん、気にしない」という人もいますが、私は気になりました。
で、ストーリーですが…
ミッシェル・ウィリアムズは好きなんですが、彼女の演じる「大人だけど少女のような女」が私は苦手です。見た目が少女なのはいいんですが、心が少女のままというタイプの人です。Mad Men でいうと Don Draper の元妻のベティです。難しいことはダンナに全部振っているくせに、自分に不幸を感じて鞍替えする女です。まあ、そういう女を主人公にした映画なので、ある意味よくできていると思いますが…
すなわち、自業自得な話なのですが。人生いろんなことがある(いろんな可能性がある)中で、わざわざあんなことしなくったっていいと思うんです。刹那的にというか享楽的にというだけでなく、かなり他力本願的な人生を選ぶ話ですが、チョイスがたくさんある女の人に限って、あのようなことをするのではないかと思うんです。
で、映画そのものがミッシェルを可愛く見せることに努力を注いでいるので、かなりむかつきます。まあ、「本人はとても愛らしい」ということが前提になっていないと話が成り立たない映画なので仕方ないですが。
この映画のあと、ルパート・マードックの3番目の奥さん、ウェンディが New York Times にこき下ろされた記事を読んだのですが、どっちもいやな女なら、私はウェンディ派(私がこっちに近いというのじゃなくて、こっちのタイプが好き、という意味よ!!) 彼女は「私は貧乏な生まれだけど、のし上がってやるわ!!覚悟オシ!」というのを包み隠さないタイプですよね。金でブイブイ言わせるだけの金があるし。ダンナさん絶対先に死ぬし、マードック死後のウェンディの動きが私は本当に楽しみで仕方ないです。
女子同士で見て、映画見た後に3時間ぐらいは軽くこき下ろせる映画です。女子会に是非どうぞ。ストレス発散になりますよ。
