近所でワインテイスティング

カナダでは酒の流通&販売は政府のお仕事です。だからすごく課税されてるし、オンタリオ州の LCBO の店の棚に並ぶワインの種類は政府によって決められているわけなのです。

でもワインエージェントというのがいて、LCBO では扱っていないワインを小規模で流通させています。とあるバーのオーナーに「一般の人でもワインエージェントから買えるよ!」と教えてもらったので、ウチの近所にあるところからワインを買ったりするようになりました。ここだけじゃなくて、エージェントはたくさんいるよ。ググってみて。

別にものすごく高いものばかりでもなく、20ドル未満のものも結構あったりして、ケース買いしなきゃいけませんが、そんなに悪くはありません。

でもある日「カリフォルニアのピノのテイスティング」をやるから来てね、ということでした。ボトルが100ドルするけど、テイスティングは無料だしな、と軽い気持ちで行きました。

参加者たったの4人… そのうち、2人が私とその友達。

そして残り二人が超お金持ちそうなおじいさんたち。

超気まずかったです。

100ドルのボトル開けて、試飲しましたけど、とてもおいしかったけど、気まずさが先立ちました。「買わないけど、タダで飲ましてくれるんだからさ」と思って行ったんですけどね。

おじいさんたちはエージェントの上客みたいで、100ドルのピノ2種類試飲して、「じゃあ、これを2ケース、あっちを2ケース」とドドーンと大人買いしていました。

結局タダのみしてきただけで帰ってきました。カリフォルニアにはよく行くので、そのとき買ってくればいいわけなので。それにですね、もったいぶって飲んだらおいしくないじゃないですか。だから私の財布に優しいワインが好きです。でも、「そんなの買わないよー!」と私が思うものでも、バーンと買える金持ちがやはりいるもんだなと目の当たりにしたわけですね。

それにエージェントも小さくてあんまり流通してないワインを造ってるとこを上手に見つけてくるんだなとも思いました。商売がお上手でした。

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