Steve Jobs

後半途中で興味を失って読むのやめてたけど最後まで読んだ。
興味を失った理由は、あまりにもつい最近の出来事すぎだったから。

もっとインスピレーション高まる話かと思ったけどそうでもなかった。私ずっとシリコンバレーで働いていてアップルの浮き沈みとか、前夫が CG 業界で仕事をしていたのでピクサーがあんなに大きくなっていったところも身近で話を見聞きしていたところに、死後すぐに出版された話なので「美化」も感じなかったし。でもアップルに戻ってきて盛り返したところあたりまでは本当に面白かった。余談だけど、あのウィンドウズが他を抑えてガンガン売れていた時期に、アップルも苦戦していたけど、シリコングラフィックス (SGI) が潰れちゃったよな、とか思い出したわ。覚えてますか?みなさん、SGI を。アップルのニュートンとかも、「ああ!そういえばあったあった!」と思い出して笑ったわ。私は PALM 使ってましたけど。

スカリーの行方も気になって、ウィキペディアで検索して読みました。

ビルゲイツやマイクロソフトをこきおろしているところもすごかった。基本的にスティーブジョブズは口が悪い「ののしり型」なので、それが英語ではとても面白いんだけど、日本語訳ではどんなふうになっているのか気になるから読んでみようかな。むずかしいよね、Cursing の翻訳って。

でもさ、この本を読んでスティーブ・ジョブズ(または彼風の経営)目指すとかはダメよね。基本的に「社会不適応者」だもん。でもこんな変人やっぱり滅多にいないから、自分が生きているときに活躍した「偉人」ということで希少価値感じました。

最後にスティーブ・ジョブズが「金儲け」と「すばらしい製品づくり」の違いを説明するところで本は終わるんだけど、コレ、すごく分かる。

たとえば、今 TOSHIBA のウルトラブック使ってるけど、Windows 7 搭載なので何か問題が起きたときに「これ、ウィンドウズのせいだろうな」と思うけど、「ウルトラブックの使い心地どう?」って聞かれるととても困る。これを買ったときでも注文受け取りから発送までが非常に悪かったんだけど、それは BestBuy.ca のせいだし。でもアップル製品にはこういう問題はないもんね。

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