トロントには「トロント国際映画祭」用の映画館があります。映画祭やってないときはいろんなテーマで映画を上映していて、今は「ローマン・ポランスキー回顧」です。私は「Chinatown」が大好きで、大きな銀幕で一度見てみたいと思っていたのでそれを見に行きました。古い映画なので映画館で見たことなかった。
やっぱり大画面はよかったし、今更この映画に12ドル払う人たちは映画ファンばかりなので、聴衆の反応もよくて気分よかったです。フェイ・ダナウェイは「忘れられない眉毛シリーズ」の筆頭女優だし。ジャック・ニコルソンのしゃべりも好きです。ロサンジェルスの「水」を管理することで財をなした人たちの話が背景になっているわけですが、なんでこの映画が「チャイナタウン」とネーミングされたのかがよくわかりませんでした。1930年代の話だし、「チャイナタウン」は無法地帯、言葉もわからないし、何がおきてるのかわからないし、「ナンデモアリ」なので、公共の水ですら「水不足を装って富を築くことも可能」ということで、比喩的に「チャイナタウン」なんだな、と思いました。ま、今更… ですが。
