周囲の人が何人か「これ、面白いよ!」と言っていたから読んでみた。
10年以上前の航空業界のネタだけど、それでも「機長」の視点からいろんなことが書いてある。飛行機の利用頻度が高い人には特に面白いと思う。
この著者、前立腺癌でもう亡くなっているのね。だから、Movember でビール一杯飲むと1ドル寄付というのに協力したよ。
私もそこそこ飛行機利用する頻度は高く、空港にいる時間も結構長いと思う。ユナイテッドに乗っていることが一番多いけど機内でチャンネル9にしとくと、コックピットの会話が聞ける。
著者は航空業界を「サービス業」と見ているけど、私もそう思う。短距離の国内線は別として、長距離の国際線でサービスが悪いと本当に苦痛。それに、マイレージサービスで利用頻度の高い人によりよいサービスをするのも大賛成。著者も言っているけど、これはセキュリティを高めたり、空港でのセキュリティチェックを手短にさせるためにも有効だと思う。
だってね、旅慣れてない上に世の中の出来事に無知な人が空港に来ると大変なんだもん。
サンノゼ空港でスプレー缶や液体をいっぱい手荷物で持ち込もうとしたおばさんに遭遇。おばさんは「知らなかったわよ!!なんでスプレーだめなの?液体も?え?なんで?誰が決めたの?」もー、ごねるごねる。これ2007年の話。あと、靴を脱がされるときにごねる人もいるよね。こういう人の後ろにいると本当に大迷惑。
あと、空港で搭乗券と ID とパスポートを見せなきゃいけないよね。でも搭乗券だけ見せればよいとか場合によって違うけど、旅慣れている人はササっと出せるように持っている。でも「なんでパスポート見せなきゃいけないの?」とゴネたり文句タラタラ言っている人いるよね。特に、アメリカ発のカナダ行きの便では搭乗口でパスポートチェックが普通だけど、あれで文句言っている人も結構多いし。
空港のセルフチェックインで英語の画面で英語指示どおりに従えばいいだけなのに、「わからない!!」と叫んで英語が母国語じゃない私に助けを求めてくる人もいるしね。
空港を利用する回数が多い人にとっては、こういうことに遭遇すると時間がとられてしまうので、マイレージのポイントで差別化してもらい、セキュリティラインも別ラインでスイスイは大歓迎。それにこれだけ頻繁に飛行機に乗って一回も「怪しいこと」してないという「安心できる客」という証じゃないか。
余談だけど最近アメリカ領域内の空(結構高く飛んでいるときだけだと思う)だったら Wifi できるよね。携帯は無料でラップトップとかだと10ドルぐらい払うけど。

